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パグ

パグの特徴|パグってどんな犬?

パグの特徴とおすすめする理由

パグは鼻ぺちゃの顔とずんぐりとした筋肉質のボディをもつ、愛嬌たっぷりの可愛らしさで高い人気を誇っています。

パグの歴史は古く、有力な原産地は中国・チベット地方で現存する犬種のうち最古に分類されるうちの1種とされています。なんと紀元前2000年頃にはすでに存在していたという説もあり、紀元前600年頃から中国の文献や美術品の中に現在とほぼ同じ姿で登場しています。

幾多の国の王や貴族たちの膝に抱かれ、彼らを癒し寵愛(ちょうあい)を受けていたパグは、その仕事にふさわしく友好的で穏やか、平和を好む性格の持ち主です。

大きさ 体高:約25~33cm
体重:約6~8kg
毛色 ・フォーン
・黒(ブラック)
・アプリコット
・シルバー
性格 ・明るく陽気
・人や他の動物に友好的
・頑固な一面もある
価格 約30~40万円
寿命 約12~15歳
原産国 中国

パグの性格|陽気で明るく独立心が旺盛

愛嬌のある見た目そのままに、性格も明るく陽気で人にも他の動物にも友好的です。

愛情深い一面と独立心旺盛で落ち着いた一面を併せ持っているので、人と一緒に居るのも好きですが、留守番を任せることもできます。環境への順応性も高く警戒心も低いので、吠え声などに悩まされることも少なくマンションでも比較的飼いやすいといわれています。

ただ、旺盛な独立心は自己主張が強いともいえ、頑固な一面もあるためしつけは根気よく行う必要があります。

パグの子犬|パグはどこから迎える?値段は?

パグを迎えると決定している、パグの毛色や血統など詳細な希望がある場合は知識豊富なブリーダーからのお迎えをおすすめします。

飼育アドバイスを受けられるなど、ブリーダーは犬の生涯を通じてお付き合いができる場合もあります。

犬種を迷っている場合にはさまざまな犬種を見ることができるペットショップも良いでしょう。価格についてはショップとブリーダー、どちらが安価か一概には言えません。流通経路が複雑な分ショップの方が高額な場合もあります。

最近では保護犬の里親になるという選択肢もあります。

パグの毛色|黒やフォーンが一般的!白いパグも存在する!

パグの毛色で最も一般的なのがベージュや、金色がかったベージュのフォーンで、個体によって濃淡の幅があり目の周りや耳には黒が配されています。

その他にはブラックの黒バグ、日本ではあまり見かけないアプリコットやシルバー、白(ホワイト)も存在します。

パグの毛色|フォーン

フォーンは「小鹿」を意味する言葉で、ベージュや、金色がかったベージュなどの単色です。

濃いめのベージュから白に近い色に見えるフォーンまで、幅広い濃淡のフォーンのパグが存在します。顔のしわ、目周り、耳などに黒のアクセントカラーが配されていますが、この配置は個体によって個性があり、成長に伴い黒色が退色してくることもあります。

パグの毛色|黒(ブラック)

短頭種で頭が大きいため繁殖が難しいとされているパグですが、その中でさらに黒いパグが生まれる確率は低く、希少な毛色とされています。

古い歴史を持つパグの中で黒い毛色を持つパグの歴史はここ100年程度と言われ、比較的新しい毛色です。また、他の毛色のパグがダブルコートであるのに対し、黒いパグはシングルコートだともいといわれています。

希少カラー|白パグ・シルバー・アプリコット

公式に認められているパグの毛色は、フォーン、黒、アプリコット、シルバーの4種ですが、フォーンより赤味がかったアプリコットと、シルバーのパグについては日本ではほぼ見かけることがありません。

白パグについても日本ではほとんど見かけませんが、海外では人気があるとの情報もあります。

パグの飼い方|暮らしの中で気を付けたいこと

明るく陽気、友好的で飼いやすいと言われるパグですが、顔のしわを清潔に保つなどの毎日のお手入れが必要ですし、気をつけるべき病気も比較的多い犬種でもあります。

パグと暮らすうえで気を付けたいポイントについて具体的に紹介していきます。

溜まりやすいしわの汚れ

顔のしわはパグの大きな特徴ですが皮脂やホコリなどの汚れが溜まりやすく、匂いや皮膚疾患の要因となることもあります。

ペット用のウェットティッシュなどでていねいしわの間を拭いてあげましょう。顔周りの手入れは犬にとって負担になる場合があります。子犬のころからおやつなどを使って褒め、お手入れされることに慣らすことも重要です。

暑さに弱いので熱中症対策を

パグを含む短頭種の犬の体型を観察すると鼻の穴が小さく首が短いことが分かります。

一度の呼吸で取り入れる空気が少なく、気道が短いので体温の調節が非常に苦手です。昨今の日本の夏は暑さが厳しく、熱中症のリスクが高まっているため、パグの夏の過ごし方には細心の注意が必要です。

室内ではエアコンを適切に使用し、パグにとって快適な温度と湿度を保ってあげましょう。散歩は、朝夕の涼しい時間帯にクール服を着せるなどの暑さ対策を万全に行った上で出かけるようにしてください。

体重管理と適度な運動で肥満対策を

過剰な脂肪がなく、肋骨に触れることができ、腰のくびれが存在するといった犬の理想的体型などを参考にしながら、愛犬のベスト体重を把握しておきましょう。

パグは肥満させてしまうと呼吸に弊害が出るなどリスクが大きくなります。また、食欲旺盛なので食事量は慎重に管理し、適度な運動も欠かさないようにして、肥満に気をつけてください。

興奮をコントロールできるようしっかりとしたしつけを

人にも他の犬にも友好的なパグは、嬉しくて興奮するなどして短頭種では特に注意すべきである呼吸器のトラブルを起こすことがあります。

重大な身体トラブルを防ぐためにも、過度に興奮しないようしっかりとしたしつけが必要です。お座りや伏せなどの命令をきちんと聞いて実行できるように教え、落ち着くことを教えましょう。ハウスの中でゆったりと過ごすしつけも興奮を抑えるために有効です。

パグとフレンチブルドッグの違い

パグとフレンチブルドッグの違い

パグとフレンチブルドッグは、顔のしわ、がっしりとした体型、毛色、大きさなど似通った点が多く見間違えられることもあるようです。

しかしパグの原産国は中国、フレンチブルドッグはイギリスやフランスで改良されて誕生した犬種とルーツが違います。パッと見の体型は似ていても、パグは垂れ耳でくるりと巻いた尻尾、フレンチブルドッグはコウモリのようなバットイヤーでとても小さくて短い尻尾をしています。

性格については、どちらの犬種も愛情深く人と良好な関係性を構築することができますが、どちらかといえばフレンチブルドッグは落ち着きがあり、パグのほうが活発な個体が多いのではないでしょうか。

平均寿命は、パグが12~15歳程度、フレンチブルドッグが10~12歳程度と、パグのほうがやや長い傾向があります。

パグの寿命とかかりやすい病気

パグは他犬種に比べ注意すべき病気が多い犬種です。

短頭種ですので鼻腔狭窄症や気管虚脱などの呼吸器の病気や、顎が小さく歯の隙間が狭いので歯周病にも注意が必要です。また、膝蓋骨脱臼や股関節形成不全などの関節の病気にも罹りやすいので、歩様などを良く観察します。

パグを含む特定の犬種に遺伝的に発症するパグ脳炎(壊死性髄膜脳炎)は、脳全体に炎症や壊死が広がってしまう恐ろしい病気です。子犬を入手する際には遺伝性疾患についても販売者に説明を求めましょう。

パグの平均寿命は12~15歳程度と言われており、注意すべき病気が多くても短命というわけではありません。毎日のお世話のさい、小さな異変を見逃さないように注意してケアしてあげましょう。

パグをお探しの方へ|おすすめする理由

いかがでしたか。パグについてさまざまな視点から詳しくご紹介してきました。

パグを飼ってみたい、パグをお探しの方へぜひ参考にしてください。

  • 特徴的な顔のしわや愛嬌のある表情や身体つき
  • 明るく陽気で人にも他の動物にも友好的な性格
  • 食欲旺盛で肥満しやすいので食餌管理と適切な運動が必須
  • 顔のしわを清潔に保つなど日々のお手入れが欠かせない
  • 興奮しすぎないよう、落ち着くためのしつけをする
  • 呼吸器や関節などの病気に注意が必要

お手入れやしつけ、運動など共に生活していく上で欠かせない事柄や、注意しなければならないポイントも多くありますが、犬の飼育初心者にも比較的馴染みやすく飼いやすい犬種です。

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