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柴犬(小柴・豆柴も含む)

柴犬の特徴|柴犬ってどんな犬?

柴犬豆柴の特徴やおすすめする理由

柴犬は日本原産の天然記念物に指定された人気犬種です。ピンと立った耳とくるりと巻いた尻尾が特徴的で、「キツネ顔」と「タヌキ顔」があります。読み方は「しばいぬ」で、小型犬に分類されますが中型犬に近い印象です。

近年、SNSで柴犬のイラストや漫画、YouTube動画が話題を集めています。「柴犬の赤ちゃん」や「帰りたくない柴犬」シリーズは高い再生回数を誇ります。海外でも「SHIBA」や「SHIBA INU」として知られ、人気上昇中です。

さらに小型の「豆柴」も注目を集めており、より愛らしい印象を与えています。柴犬は日本を代表する犬種として、ペットやメディアで活躍の場を広げています。また、イラストや漫画でも頻繁に登場し、その愛らしさが多くの人々の心をつかんで離しません。

その他の呼ばれ方 ・しばいぬ・しばけん
大きさ 体高:約36.5cm~39.5cm
体重:約7~10kg
毛色 ・赤・黒(黒褐色)
・白
・赤胡麻
・黒胡麻
性格 ・飼い主に忠実
・独立心が強い
・警戒心が強い
価格 約10~40万円
寿命 約14.8歳
原産国 日本

柴犬の子犬|柴犬はどこから迎える?値段は?

柴犬を迎える方法には、ペットショップ、ブリーダー、里親の3つがあります。ペットショップは手軽ですが、親犬の情報が少なく価格も高めです。ブリーダーは親犬の確認ができ、血統書も入手可能で比較的安価な傾向があります。特定の毛色や血統、大きさにこだわる場合や、柴犬のミックス犬を探す際はブリーダーがおすすめです。

ブリーダーのメリットは、子犬の将来像がイメージしやすく、専門的なアドバイスが得られることです。里親や保護団体からの迎え入れもありますが、条件が厳しい場合もあります。

価格は、ペットショップで20万~30万円、ブリーダーで15万~30万円程度です。里親の場合は譲渡手数料程度です。

柴犬(豆柴)カフェで実際に性質や個性を見てみるのも良いでしょう。直接触れ合うことで、柴犬の魅力をより深く感じることができます。

豆柴と柴犬の違い

豆柴は柴犬よりも小型で、体高はオスで約30~34cm、メスで約28~32cm程度です。体重もオスで5~6kg、メスで4~5kgと軽量です。

性格面では、豆柴は柴犬の特徴を受け継ぎつつも、より甘えん坊な傾向があります。人間社会により馴染みやすい性質を持ち、エネルギーレベルがやや低く室内飼育に適しています。

一方、柴犬は独立心が強く、やや扱いが難しい面もあります。両者とも活発で知的な犬種ですが、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。

秋田犬と柴犬の違い

秋田犬と柴犬は、共に天然記念物に指定された日本犬ですが、大きな違いがあります。秋田犬は日本犬唯一の大型犬で、体高60~70cm、体重35~60kgに対し、柴犬は最小で体高35~40cm、体重7~11kg程度です。顔立ちも、秋田犬は丸みを帯びた顔に小さめの目、柴犬は切れ長の目とシャープな輪郭が特徴です。性格面では、両犬種とも飼い主に忠実ですが、秋田犬の方がより警戒心が強く、攻撃的になる傾向があります。歴史的にも、秋田犬は熊狩り、柴犬は小動物の狩猟犬として発展してきました。

柴犬の寿命とかかりやすい病気

柴犬の平均寿命は13〜16歳程度で、犬全体の平均を上回ります。しかし、高齢になると認知症のリスクが高まるため、11歳を過ぎたら注意が必要です。予防には適度な脳の刺激が大切です。

柴犬がかかりやすい病気として、皮膚疾患が挙げられます。アトピー性皮膚炎や膿皮症、食物アレルギーによる皮膚炎などが多く見られます。特に足元や足の付け根、顔周りに症状が出やすいので注意が必要です。

その他、緑内障や白内障、歯周病にも気をつけましょう。定期的な健康チェックと適切なケアが重要です。

柴犬の性格|忠誠心が強く頑固な一面も

柴犬は飼い主に忠実で強い絆を築く一方、独立心が強い性格を持ちます。「柴距離」と呼ばれる独特の距離感があり、飼い主と一緒にいたいけれど、べったりとくっつきたくないという微妙なバランスを保ちます。

警戒心が強く、見知らぬ人や動物に対して用心深い態度を取ることがありますが、適切な社会化で改善可能です。賢く学習能力が高いため、しつけもしやすい犬種ですが、時に頑固な一面も見せます。柴犬の性格を理解し、特性を活かしたコミュニケーションを心がけましょう。

柴犬の毛色|それぞれの特徴や価格相場

柴犬の毛色とかわいい子犬

柴犬の毛色は主に4種類あり、それぞれに特徴と価格相場があります。毛色による性格や飼育方法の大きな違いはありませんが、希少性や人気度によって価格が変動します。ここでは、各毛色の特徴と価格相場をご紹介しましょう。

  • 柴犬の赤(赤柴)

赤柴は柴犬全体の約80%を占める最もポピュラーな毛色です。体全体がキツネのような明るい茶色で、胸元や腹、足先、尻尾の裏側に白毛が入る「裏白」が特徴です。子犬の頃は濃い色ですが、成長とともに薄くなります。価格相場は、オスが約19万円、メスが約20万円、全体では約20万円程度です。一般的な毛色のため、比較的手頃な価格で迎えられます。

  • 柴犬の黒(黒柴)

黒柴は柴犬全体の約10%を占める、やや希少な毛色です。体全体が黒い被毛で覆われ、目の上に白い斑点(「四つ目」や「まろ眉」)があるのが特徴です。赤柴同様、顔の頬や胸、お腹などに白または薄茶色の「裏白」が見られます。

価格相場は、オスが約24万円、メスが約27万円、全体では約25万円程度で、赤柴よりもやや高めです。

  • 柴犬の白(白柴)

白柴は柴犬全体の5~10%程度しか存在しない非常に希少な毛色です。子犬の頃は若干赤毛が混ざることもありますが、成長とともに白くなります。ジャパンケネルクラブでは公認されていないため、ブリーダーも少なく数が限られています。価格相場は、オスが約23万円、メスが約26万円、全体では約25万円程度です。希少性が高いにもかかわらず、黒柴とほぼ同じ価格帯です。

  • 柴犬の胡麻色(胡麻柴)

胡麻柴は赤、白、黒が混ざった最も珍しい毛色です。赤色が多いものを「赤胡麻」、黒色が多いものを「黒胡麻」と呼びます。成長とともに毛色が変化するため、成犬になるまで最終的な色合いが判断しづらいのが特徴です。

価格相場は、オスが約20万円、メスが約23万円、全体では約22万円程度です。希少性が高いにもかかわらず、赤柴とほぼ同じ価格帯になっています。

柴犬のここが好き!柴犬あるある

柴犬あるあるをいくつか紹介します。

  • 一定の距離(柴距離)を保ちたがる
  • 急に冷めたり気分屋になったりする
  • 頑固で自分の意思を曲げない
  • 散歩中に突然動かなくなる
  • 抜け毛が多い
  • 外でしかトイレをしない
  • 警戒心が強く、見知らぬ人や犬に警戒する
  • 飼い主に忠実だが、べったりとはしない

これらの特徴は、柴犬の独立心の強さや忠実さ、そして日本の気候に適応した体質をよく表しています。柴犬の飼い主は、こうした「あるある」を経験しながら、その魅力的な性格に惹かれていくことが多いようです。柴犬との暮らしを考えている方は、これらの特徴を十分に理解した上で、自分のライフスタイルに合うかどうかを慎重に検討しましょう。

柴犬の飼い方やしつけで気を付けたいこと

柴犬は賢く忠誠心が強い一方、独立心も強いため、適切な飼い方としつけが重要です。幼少期からのしつけが大切で、特に生後2~4ヶ月の社会化期に様々な経験を積ませることが大切です。

しつけは一貫性を持って粘り強く行い、家族全員で統一したルールを設けましょう。抜け毛対策として、できれば毎日、少なくとも2日に1回はブラッシングを行い、皮膚病を予防します。特に換毛期は念入りなケアが必要です。

十分な運動量を確保し、適度な距離感を保ちつつ愛情を持って接することで、より良い関係を築くことができるでしょう。

柴犬をお探しの方へ|おすすめする理由

柴犬の魅力と飼いたくなるメリットを以下にまとめます。

  • 日本の伝統と文化を体現する天然記念物
  • 愛らしい外見と個性的な性格
  • 飼い主に忠実で強い絆を築ける
  • 適度な距離感(柴距離)を保つ独特の関係性
  • SNSやメディアで人気があり、話題性がある
  • 比較的長寿で、家族の一員として長く一緒に過ごせる
  • 賢く学習能力が高いため、しつけがしやすい
  • 小型犬ながら活発で、散歩や運動を楽しめる

柴犬は、日本の誇る犬種として、その魅力的な外見と個性的な性格で多くの人々を惹きつけています。適切なしつけと理解があれば、柴犬との生活は楽しく充実したものになります。その独特の距離感は、現代の生活様式にも合っており、家族の一員としてかけがえのない存在になることでしょう。

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